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<1/3>心の病で休職した公立学校教員昨年度5897人で過去最多

  • 執筆者の写真: 晃一郎 岡山
    晃一郎 岡山
  • 2023年1月3日
  • 読了時間: 2分

2021年度にうつ病など精神疾患を理由に休職した公立小中高・特別支援学校の教職員は5897人で、過去最多だったことが、文部科学省の調査でわかりました。

全教職員に占める比率も0.64%で、過去最高の割合とのことです。


しんどい状況は、先生だけではありません。


静岡県における調査でも、いじめや不登校が2021年度は小中学校のいじめ認知件数と不登校の児童・生徒数ともに過去最多を更新しています。


いじめの件数は小学校が1万5018件、中学校が4899件、合計でおよそ2万件にものぼります。

不登校の子どもたちも小学校・中学校も合わせて8030人となっています。


解決策は?

うつ、いじめ、不登校(不登校の様々な定義はここではしません)などの事象において、一人ひとりの人生がかかっていることは言うまでもありません。


心のケアを徹底するなど今すぐ支援をしていく必要があります。


一方、サポートが必要になる前になんとかできればそれに越したことはないはずです。


切ない状況が起こる前に我々が関われるタイミングは3つあります。

まず、物事が始まる前にそれ自体を「予防」すること。

そして、重度になる前の「早期発見」をすること。

それでも生じてしまった場合は、本人が本来望む生活に戻っていくための「介入」すること。

この3段階があります。

学校教育及び環境においては、この3つのうち、「介入(支援)」の部分ばかりが焦点化されがちなように感じます。


様々な課題が噴出する中ではありますが、改めて「予防」「早期発見」に注力していくことが必要です。


例えば、ある地域では、朝の健康観察をパソコン上で報告するそうです。

その際に気持ちの選択肢があり「元気」「だるい」「食欲がない」・・・などを報告できるそうです。

「先生に相談したいことがあるかどうか」についても、周りに気づかれることなく先生に報告することができます。


現代の技術をきちんと使い倒すようなこう言った仕組みをきちんと取り入れること。

そして、予防と早期発見がしっかりできるようにしていくこと。

一生懸命な先生が、一人ひとりの子どもたちと向き合えるように、業務環境改善や現場に先生を増やすことに取り組んでいくことで、誰もが安心して過ごせる学校にしていく一歩が踏み出せます。


防げたはずの辛い状況や、切ない気持ちを少しでも減らせるよう新しい仕組みづくりが必要です。





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